国葬された日本人一覧|海外で国葬されたのは4人!費用は2億円?

2022年秋に、安倍元首相の国葬を行うことがわかりました。

国内で国葬された日本人は、戦後3人目です。

過去に国葬された日本人は誰なのか調査しました。

なんと海外で国葬された日本人もいたので、そちらについてもご紹介します。

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過去に国葬された日本人一覧

過去に日本で国葬された有名人は27名います。

安倍晋三元首相が国葬された場合、安倍晋三元首相は28人目の人物ということになります。

戦前

日付 名前 地位、役職
1883年7月25日 岩倉具視 右大臣
1887年12月18日 島津久光 公爵、左大臣
1891年2月25日 三条実美 公爵、太政大臣
1895年1月29日 熾仁親王 陸軍大将、参謀総長
1895年12月18日 能久親王 陸軍大将、近衛師団長
1896年12月30日 毛利元徳 公爵、参議
1897年2月7日 英照皇太后 皇太后
1898年1月9日 島津忠義 公爵、参議、旧鹿児島藩主
1903年2月26日 彰仁親王 元帥、陸軍大将
1909年11月4日 伊藤博文 公爵、内閣総理大臣、元老
1912年9月13日 明治天皇 天皇、大喪
1913年7月17日 威仁親王 元帥、海軍大将
1914年5月24日 昭憲皇太后 皇太后、大喪
1916年12月17日 大山巌 公爵、元帥、陸軍大将、内大臣
1919年3月3日 李熈 李太王(元韓国皇帝 高宗)
1922年2月9日 山縣有朋 公爵、元帥、陸軍大将、内閣総理大臣
1923年2月14日 貞愛親王 元帥、陸軍大将、内大臣
1924年7月12日 松方正義 公爵、内閣総理大臣、元老
1926年6月10日 李坧 李王(元韓国皇帝純宗)
1927年2月7日 大正天皇 天皇
1934年6月5日 東郷平八郎 侯爵、元帥、海軍大将
1940年12月5日 西園寺公望 公爵、内閣総理大臣、元老
1943年6月5日 山本五十六 元帥、海軍大将、連合艦隊司令長官
1945年6月18日 載仁親王 元帥、陸軍大将、参謀総長
1951年6月22日 貞明皇后 皇太后
1967年10月31日 吉田茂 内閣総理大臣
1989年2月24日 昭和天皇 天皇

戦後

日付 名前 地位、役職
1951年6月22日 貞明皇后 皇太后
1967年10月31日 吉田茂 内閣総理大臣
1989年2月24日 昭和天皇 天皇

戦後で言えば、安倍晋三元首相は吉田茂氏、昭和天皇の次の3人目の国葬対象者です。

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国葬される日本人の中には韓国人がいた?

日本で国葬された人物の中には韓国人もいたことがわかりました。

  • 1919年3月3日:李熈
  • 1926年6月10日:李坧

この2人は現在の韓国である大韓帝国の皇帝経験者です。

この2人に関しては、国葬は日本ではなく現在の韓国のソウル特別市で行われました。

日本に多大なる功績を残したということで、国葬扱いになったということなんでしょうね。

海外で国葬された日本人一覧!

海外で国葬された日本人もいました。

その土地で輝かしい功績を残したことから、国葬によって称えられたということですね。

日付 名前 地位
1934年 安達峰一郎 オランダ 外交官
1963年 近藤常子 ユーゴスラビア 看護師
1992年3月26日 西岡京治 ブータン 農業指導者、植物学者
2011年11月12日 宮崎淳 トルコ NPO法人「難民を助ける会」メンバー

安達峰一郎

安達峰一郎さんは1934年にオランダで国葬されています。

アジア人として初めて常設国際司法裁判所の所長を務めた方です。

近藤常子

海外で国葬された日本人近藤常子について

近藤常子さんは1963年にユーゴスラビアで国葬されました。

看護師として第一次世界大戦のときに中国へ従軍し、第二次世界大戦後に夫がいるユーゴスラビアに移住しました。

「マダム・ヤパンカ」として親しまれていたようです。

西岡京治

西岡京治の画像

ブータンで30年以上も農業指導を行い、「ブータン農業の父」と呼ばれた人物です。

西岡京治さんは1992年3月26日にブータンで国葬されました。

葬儀には5,000人ほどの人々が訪れたということなので、どれだけ凄い人物だったのかよくわかりますよね。

国葬=国民の祝日で休みになるの?学校や仕事は?過去の事例まとめ

宮崎淳

宮崎淳さんNPO法人「難民を助ける会」からトルコ地震の救援活動に参加していた日本人男性です。

2011年11月12日、トルコのイスタンブール空港でトルコ政府による追悼式典が行われました

救援活動に参加していた宮崎淳さんの宿泊していたホテルが倒壊したことが原因で亡くなられました。

宮崎淳さんは銅像や、学校、公園の名前として人々に親しまれているようです。

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国葬の場所は武道館?費用はいくら?

武道館で行われた合同葬、国葬

1967年の吉田茂元首相の国葬は、あの武道館で行われました

吉田茂元首相の国葬の後も、武道館で行われた合同葬がいくつもあります。

過去に武道館で行われた有名人の葬儀については
国葬=国民の祝日で休みになるの?学校や仕事は?過去の事例まとめ

国葬の費用

安倍晋三元首相の国葬の費用は明らかになっていません。

ただ過去に合同葬を行った歴代総理大臣の費用は以下の通りです。

重要なのは、この費用が「国費分」という点です。

名前 費用(国費分のみ)
1995年 福田赳夫 7,334万円
2000年 小渕恵三 7,555万円
2004年 鈴木善幸 5,449万円
2006年 橋本龍太郎 7,703万円
2007年 宮沢喜一 7,796万円
2020年 中曽根康弘 9,643万円

通常、国費に加えて、自民党や内閣からも費用が出されるので、1人の葬儀費用は1億円から2億円の計算となります。

これらの葬儀は「合同葬」だったので、全額国費から支払われませんでしたが、今回の安倍晋三元首相の葬儀は「国葬」なので、全額国費から支払われることになります。

ということで、2億円程度の国葬費用が税金で賄われるということで批判の声も上がっている状況です。

【国葬に反対してる有名人一覧】なぜか理由もまとめて紹介!

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