2022年9月19日は「敬老の日」
介護施設やデイサービスを利用している高齢者へ「敬老の日」にメッセージを送るなら、どのようなメッセージが良いのか気になりますよね。
メッセージの例文とともに、介護施設やデイサービスの職員が「敬老の日」のメッセージを送るときに気をつけたい書き方のポイントもご紹介します!
もらった方が喜ぶような心のこもった「敬老の日」のメッセージを作るにはどうしたら良いのでしょうか。
Contents
「敬老の日」はいつから始まった?
兵庫県から全国へ
1947年(昭和22年)9月15日に兵庫県多可郡野間谷村(現在の多可町八千代区)で村主催の「敬老会」を開催したのが、「敬老の日」の始まりとされています。
これは、その時の村長が「老人を大切にし、年寄りの知恵を借りて村作りをしよう」という趣旨から開いたものです。
農閑期にあたる、気候も良い9月中旬に行っていたことから、現在でも9月に「敬老の日」があるようです。
現在、「敬老の日」は国民の祝日にあたり、国民の祝日に関する法律によると「多年にわたり社会につくしてきた老人を敬愛し、長寿を祝う」ことを目的としています。
介護施設でも日々の業務に追われ、普段はなかなか利用者さんに感謝の言葉を伝える機会はないかと思いますが、「敬老の日」は改めて高齢者を敬ういい機会になりそうですね。
「敬老の日」のメッセージ、介護施設やデイサービスの職員が気をつけたいポイントは?
差し障りのないように
介護施設やデイサービスの職員が「敬老の日」のメッセージを書く時に気をつけたいポイントがあります。
もちろん高齢者を敬う気持ちは大切なのですが、それは大前提として、差し障りのない文章にすることが大切。
介護施設でのメッセージですので、長々と手紙のように書く必要はありません。
「敬老の日」のメッセージの例文は後でご紹介しますが、渡す相手の気に障るような文章は当然ですが、控えましょう。
実は「敬老の日」のメッセージで使用しがちな「長生きして」「元気でいて」という言葉は聞きたくないという利用者さんもいるようです。
「もう十分生きさせてもらってる」
「これだけ苦しい思いをしているのに元気になれるわけがない」
と感じてしまう方もいます。
自分にとって良いと思っていた言葉でも、意外と相手にとっては・・ということもあるので、気をつけたいですね。
「敬老の日」のメッセージ、介護施設やデイサービスでの書き方のポイントまとめ!
使って当然だと思っていた言葉でも、人によっては使われると不快な思いをする言葉もあるというのは、驚いた方もいたかと思います。
「長生きして」「元気でいて」はよく使ってしまう言葉ですもんね。
先程の注意点も踏まえて、デイサービスや介護施設で「敬老の日」のメッセージを書く時のポイントをご紹介します。
不公平のないように
まずは不公平のないような文章を書くことが大切です。
この利用者さんにはたくさんの文章を・・・この利用者さんには一言のみ・・・なんていうのは、メッセージの量が少なかった方にとってはあまりいい気持ちがしませんよね。
大体同じような文字数で「敬老の日」のメッセージが書けるといいですね。
大きくわかりやすい文章で
やはり歳を重ねるにつれて、文字が読みにくくなる方も多いです。
せっかく「敬老の日」のメッセージを書いていても、読めなくては意味がありません。
メッセージは短く、分かりやすい文章で書くことが大切です。
そしてメッセージカードはできれば大きめのものを選び、大きい字で書くと利用者さんにとっては嬉しいかもしれませんね。
手書きで
最近はパソコンが普及してきて、何でもパソコンを使用してしまう傾向があります。
それのほうが手っ取り早い・・・
もちろんそうなんですけど、「敬老の日」のメッセージでは出来れば手書きにすることで、より相手に気持ちが伝わりやすくなると言われています。
字が上手い、下手という問題ではなくて、やはり手書きのほうが人の温かみに触れるというのでしょうか。
もらって嬉しいのはやはり手書きのメッセージですね!
写真を添える
ちょっとした工夫として、思い出の写真を添えてもいいかもしれません。
8月に行った夏祭りなどのイベントの写真を添えると、話のネタにもなりますよね。
介護施設のスタッフと写っている写真も思い出になるのでいいかもしれませんね。
介護施設やデイサービスでの「敬老の日」のメッセージで使えるおすすめの言葉はコレ!
介護施設やデイサービスで「敬老の日」をお祝いする場合、先述したように人によっては聞きたくない言葉もあるため、注意する必要があります。
介護施設やデイサービスを利用している人も、性格や生活背景は様々ですので、全員に差し障りのないメッセージを作ろうと思うと、どのように書いたらいいのか悩むかと思います。
「元気に」「長生き」といった言葉を使いがちですが、それらを使わないとなると、どうしたら・・・という方のために、とっておきのメッセージは感謝の言葉を述べることです。
- 感謝しています
- ステキな笑顔に癒やされています
- 毎日(毎週)お目にかかれて嬉しいです
など日々の感謝の気持ちをメッセージに追加してみることをおすすめします。
介護施設やデイサービスでの「敬老の日」のメッセージおすすめ例文!
では介護施設やデイサービスで使用できる「敬老の日」おすすめのメッセージの例文をご紹介します!
- 敬老の日おめでとうございます。
いつも素敵な笑顔に励まされています。
感謝の気持ちを込めてお祝い致します。- 心より敬老の日をお喜び申し上げます。
いつも楽しいお話を聞かせてくださりこちらが励まされています。
みなさんの健康をお祈りしています。- 毎日みなさんの素敵な笑顔に元気を分けてもらっています。
これからもお互い笑顔で毎日を過ごしていきましょう。- 健やかに敬老の日を迎えられ、心よりお喜び申しあげます。
いつも皆さんにお話に多くのことを学ばせて頂いております。
これからもどうぞよろしくご指導ください。- ご長寿を祝し、心よりお喜び申し上げます。
幾久しく健康であられますようお祈りいたします。
差し障りのない文章でメッセージを書くとすれば、上記のような感じになるかと思います。
色々なパターンをご紹介したので、組み合わせは自由です。
ぜひ参考にしてみてください。
介護施設やデイサービスでの「敬老の日」のメッセージで喜ばれる一言は?
基本的に介護施設で「敬老の日」のメッセージを書く時、差し障りのない言葉を使う傾向があります。
となると、やはりどの方に対しても似通った文章になってしまうことが多いですよね。
でも「敬老の日」のメッセージで喜ばれるのが、その人それぞれの特徴やその人との思い出などをメッセージに付け加えることです。
それによって、少しランクアップしたメッセージが完成しますよね。
例えば、
- この前のカラオケお上手でした。また聴きたいです。
- お孫さん可愛いですね。
- 〇〇さんの洋服のセンスいつも良いですね!
- 〇〇さんのお話はいつも面白くて大好きです。
- 〇〇さんの「おはよう」にいつも元気をもらっています。
- 髪型とっても似合ってますね!
- 尺八が得意だなんて驚きました!かっこいいですね。
などなにか一文を追加することで、さらにステキな「敬老の日」のメッセージが完成しますね。
もし時間に余裕がある場合には、普通の「敬老の日」のメッセージに加えて、介護施設やデイサービスでも特別なメッセージを書いてみてもいいかもしれませんね!