世界では、ロシア・ウクライナ問題が話題になっていますよね。
でもロシア・ウクライナ問題って最近ニュースになってるけど、結局のところよくわからないっていう人が多いですよね。
実はウクライナ問題を子供に聞かれても答えられないっていう方のために、そのウクライナ問題を小学生でも分かるように簡単に分かりやすく解説しました。
日本への影響についても調べてみました。
Contents
【最新】ウクライナ問題を子供に説明するには?分かりやすく解説
ロシアがウクライナ東部の地域を国家承認することがわかりました。
ウクライナ東部の親ロ派集団が支配しているドネツク州、ルガンスク州に対して国家承認。
さらにはロシア軍の派遣を決めたことが世界で問題になっていますね。
- ロシアの一方的な国家承認
- ロシアの武力行使
に対して、各国が怒ってるっていう感じです。
そもそもウクライナ問題は
ロシア VS アメリカ、EU、NATO加盟国
との対立が長い間ずっと続いていることが背景にあります。
ただこのロシアの一方的な態度は、世界として黙ってはいられないので
日本の岸田首相もこのロシアの態度への制裁措置として
- ウクライナ東部の2つの地域の関係者に対してビザ発行停止、資産凍結
- 2つの地域との輸出入禁止
- ロシア債権の日本での発行や流通禁止
などを発表しています。
子供に説明できる!小学生でも分かるウクライナ問題の背景と歴史
ウクライナ問題は、
【ロシア VS アメリカ、EU】
の対立ということですが、
具体的にどういうことなのか、分かりやすく解説していきますね。
1991年 ウクライナのロシアからの独立
ウクライナは1991年にソ連が崩壊したことで、ヨーロッパの国の1つとなりました。
ただ元々はロシアの国家の一部だったこともあり、
ウクライナ東部にはロシア語を母国語とする人たちが多く住んでいることで知られています。
だから、ウクライナ東部には親ロ派の人たちが元々多かったということです。
ウクライナは親ロ派と親欧米派で長い間争ってきた
ウクライナは独立後、大統領の中でもロシア派か反ロシア派という戦いが繰り広げられてきました。
- 2004年、欧米派のユーシェンコ氏が大統領選に当選し、NATO加入へ意欲を示す
- 2010年、親ロ派のヤヌコビッチ大統領が就任。NATO非同盟を発表
- 2014年、EUに入れないことに怒り、ウクライナ騒乱勃発
- ヤヌコビッチ大統領はロシアへ亡命
- 2014年、ポロシャンコ大統領就任(NATO加盟賛成派)
- 2019年、ゼレンスキー大統領就任(NATO加盟公約)
見ているだけでも、大変だったんだな~って感じですよね。
ロシアがクリミアをゲット
2014年にウクライナ騒乱がありましたが、
そのときにロシアがウクライナの一部と言われていたクリミア半島を占拠しました。
ロシアの住民がたくさん住んでいるクリミア半島に攻め入り、勝手に『クリミアはロシアの国だぞ』と宣言しちゃってます。
これでロシアとウクライナの対立は加速化した形です。
ただ国際社会をみると、多くの国がウクライナ側を支持している状況ですね。
NATOに入りたいけど入れない?
北太平洋条約機構(NATO)には2020年30カ国の国が加盟しています。
NATOはロシアを中心とした共産主義国の脅威と戦うための軍事同盟組織のことです。
アメリカをはじめ、ヨーロッパのほとんどの国と地域が加盟しています。
ウクライナは国家として独立したあと、ロシアからの侵略から守ってもらうためにNATOのグループに入りたい!!と訴えていますが
まだ入れていないという状況なんです。
それにはロシアが大きく関わっています。
ロシアが兵士を配置してNATO、欧米と対立
2019年にウクライナの大統領に就任したゼレンスキー氏は、2021年に入ってロシアに強気姿勢を見せるようになりました。
「ロシアからクリミアを取り戻します!」
「僕たちEUとNATOに入りたいです!」
と積極的にアピールしたのでロシアも黙っちゃいませんよね。
ウクライナまでNATOのモノになると、ロシアの隣接国家が西洋諸国の守備範囲になってしまう…
それを避けるためにウクライナ国境に10万人超の兵士を配置している状況です。
ウクライナが非常事態宣言を発動
2022年2月24日、ウクライナが非常事態宣言を発動しました。
これにより、ウクライナ軍は
- 特定の地域での人の移動の制限
- 外出禁止
- 集会の制限
などを命じることができるようになりました。
またロシアに対抗するために、18~60歳の市民の予備役招集も始めています。
ウクライナとロシアが停戦交渉
【侵攻後初】ロシアとウクライナの停戦交渉始まるhttps://t.co/WU1fRwBaoM
日本時間の午後6時ごろから実施。全面降伏を求めるとみられるロシアと、ウクライナとの主張の隔たりは大きく、最初の協議で合意に至る可能性は低いとみられている。 pic.twitter.com/1y1f7DjTyr
— ライブドアニュース (@livedoornews) February 28, 2022
ウクライナとロシアは停戦に向けて協議を進めています。
1回目の交渉を経て、2回目の交渉も始まるようですね。
ウクライナ問題の日本への影響はあるの?
ウクライナ問題の日本への影響を調べてみました。
ウクライナ問題は他国のこととはいえ、日本への影響が心配ですよね。
- パンやパスタの値上げ
- 半導体の不足
- ガソリンの急騰
こんなことが言われているみたいですね。
ウクライナやロシアからは世界の出荷量の25%を占める小麦粉が作られています。
小麦粉って毎日の生活に無くてはならないものですよね。
今でもガソリン代が急騰している中で、さらにガソリンが高くなるというのは、私たちの生活へかなり影響がありそうですね。